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大学教員内幕の小説

大学教員の書く大学生活はふだん目にしないものが多くて面白い。
個人的な好きなもの

文学部唯野教授

文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)
言わずと知れた筒井康隆の名作。フィクションだが、90年代前半の大学文学部の雰囲気が出ているらしい。ほんとなのか。
個人的にはすごく好きで何度も読んでいる。

水柿助教授シリーズ

森博嗣のフィクションなのかノンフィクションなのか怪しいシリーズ。エッセイと私小説の中間でほぼエッセイとして読んだ。*1
Mシリーズといわれているとかいないとか。
センタ試験の話、大学の二次試験の話は受験生にとってはすごく面白いかもしれない。
水柿助教授の日常までは面白かったが、逡巡あたりからいよいよ遊びの要素が増えすぎてなんだかなとなって、解脱はあまり読んでいない。
工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki (幻冬舎文庫)
工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)
工学部・水柿助教授の逡巡 (幻冬舎文庫)

ヒラノ教授シリーズ

線形計画法の権威、今野浩先生の語る大学時代の話。大学の"中の世界"が見えて面白い反面、本人の「こういうことをしてきてすごいだろ」感あふれる自慢たっぷりな文章*2と、「である」で終わる個々の文章が結構目について、読みやすいのか読みにくいのかよくわからない。伏線を貼っていそうで貼ってないのがあったりとか。
2011年に「工学部ヒラノ教授」がでたときはあとがきに「文学部唯野教授になぞらえて作ってみてどうこう」みたいなはなしがあったけど、すっかりシリーズ化されたな。
工学部ヒラノ教授 (新潮文庫)
工学部ヒラノ教授と七人の天才
工学部ヒラノ教授のアメリカ武者修行 (新潮文庫)
工学部ヒラノ教授とおもいでの弁当箱
工学部ヒラノ教授の事件ファイル(新潮文庫)
ヒラノ教授の線形計画法物語

*1:といって、エッセイとして読むと、今度は森博嗣の本当のエッセイを読んでイメージが変わるから何事も話半分が重要ということを知った

*2:日比谷高校・東大・高校の同期というあたりがポイント